「どうせ生まれたからには、楽しく生きていきたい」
とか
「人生を楽しみたい」
といったことを考えている人は多いと思います。
とはいえ、
実現可能性の高さを気にせずに将来の夢などを想っていたのは、ずいぶん昔のこと……
という人もいるかもしれません。
未だに夢があってそれに向かって邁進している人もいれば、
「夢なんてもう忘れてしまった」
と、
自分の心の中に蓋のようなものを置いたままの人もいることでしょう。
小さな頃は自分に無限の可能性を感じていたのに、
大人になるにつれて、
「あれは、できるけれど、これはムリ」
とか
「あれは、才能のある人ぐらいにしか厳しい」
とか
「まあ、現実的にはこんなところかな……(溜め息)」
などといった
いかにも、それらしい理由が頭の中によぎってしまい、
「私にはできない」
というセルフイメージが出来上がってしまっており、せっかく思い浮かんだ夢も諦めてしまうのです。
それは、自分自身に対する「観」によって、あなたの人生が定められているとも言えそうです。
人によっては、
「夢とかも特に思いつかないし、最近楽しいことが特にない」
ということに悩んでいる人もいるかもしれません。
大人になっていくにつれて、自分から行動しないと楽しいイベントがどんどんなくなっていく傾向にあります。
そして、気づいたら、
「なんだか、最近楽しくないかも……」
と感じ始めるのです。
アニメや漫画で魅力的なキャラクターというのは、
「なんか知らんけど、また面倒な奴らに巻き込まれてしまった」
などといっている巻き込まれ型のやれやれ系主人公やその辺のモブキャラではなく、
「私は○○という目的のために頑張る」
とか
「私にはこういう目標がある」
といって、実際に行動を起こし、数々のイベントを自分の人生に起こしている人物が多い印象です。
このような
「自分でイベントを起こせる人」
というのは、一言で言えば、
行動力
があります。
何かが起こるためには、受け身のままではなく、自分自らが動いていった方が早いです。
人生において普通のスピードでコマを進めていると、「opportunity」のマスを踏める数はそう多くはないため、
その分、
行動の量でこれをフォローすることが重要になってきます。
しかし、この行動力というのは様々な原因によって伸び悩む人が多いようです。
行動力の鍵は、
①そもそも、向かいたい世界があるか、いつか到達したい目標が存在するのか
といった、価値観、人生観、将来像、今後の方向性に関する要因
と
②お金、時間、才能
といった資源に関わる部分の要因にあります。
まず、①については、個々人の人生観の問題にも絡んでくるので、これといった正解が存在するわけではありません。
あなた自身が内省を行ったり、他者からのコメントをもらうことで少しずつ整理していくべきものになるでしょう。
このようなそもそもの価値観の整理はとても大事になります。
しかし、一方で、
②については、一定の戦略性を持って普段から少しずつ資源を確保していくことが重要になってくることでしょう。
今回は②について書いていきます。
そして、
あなたが人生をより楽しみ、その自己実現を果たし続けるためには、
大筋として、
お金を創る→時間を創る→才能を創る→自己実現
といったサイクルを回し続けることが重要になる
と考えています。
特に、人生100年時代などと呼ばれ、長寿化が進んでいる現代においては、
お金を創る→時間を創る→才能を創る→自己実現
というサイクルを何度も何度も回すことで寿命の限り自らの変革を伴う自己実現をし続けるといった生き方を目指す人も増えてくることでしょう。
「お金がない」
「時間がない」
「才能がない」
と嘆く人は多いですが、
どんな人であっても少なくともデフォルトで「若さ」は持っています。
人生とはあなたの「若さ」を少しずつ他の何かに転化させ続ける運動であるとも言えます。
そして、
その「若さ」の転化された先、すなわち、相手方勘定科目によってあなたの人生が決まることになるでしょう。
あなたはこれまでの人生においても「若さ」を何かに転化させ続けてきましたし、これからの人生においても「若さ」を何かに転化させ続けることでしょう。
さて、自己実現というからには何かをする必要があるのですが、
何かをするためには当然、「時間」という資源を投下する必要があります。
したがって、基本的に
自己実現のためを考えると、お金持ちになるのも大事ですが、それ以上に、時間的自由を得ている、時間持ちになることが重要になってきます。
私たちにとって一日が24時間しかないのは変わりありませんが、
人によって実際の可処分時間はかなり異なるでしょう。
気づいたら可処分時間が少なくなってしまったという事態になる可能性も十分にあります。
多くの人はいわゆる労働所得という形で、時間を投じて賃金などのお金を手に入れているので、まずは、それ以外の場所から少しずつ見直しを進めていくのが良さそうです。
最終的には、
「ここに勤めている時間そのものが無駄」
という形で勤め先で労働している時間が無駄だと感じる場合もあるでしょう(もちろん自己実現の内容によってはそうならない可能性もある)。
その場合は、資産所得で生活できる状態、すなわち経済的自由を達成できていれば、勤め先を退職することも可能なため、自分で時間を確保する権利のようなものを手に入れることも可能でしょう。
こうして、お金を使って可処分時間を増やしていくことが可能になってくるでしょう。
いわゆる、
「時間をお金で買う」
「手間をお金で買う」
といったことが可能になるため、
お金で時間を創ることが可能になってきます。
もともと、大富豪の娘や息子に生まれた人は最初から手元にお金がある状態でしょうからそこは大きな障害にならないのですが、
お金目当てではない人も、自らの時間を創るためにお金を稼ぐことが重要になる場合もあります。
そして、自己実現のためには、その内容にもよりますが概して才能のようなものが必要な場合もあります。
時間の余裕があれば、色々なチャレンジが可能であるため、
「あなたのまだ見ぬ才能」
をより時間をかけて探しやすくなります。
日本においては、所得の再分配機能は一応存在しますが、所得は分配されても、「才能」や能力、スキル、人脈などは分配してもらえないので、自己実現のためにこれらは自分で獲得しに行く必要があります。
とはいえ、
「でも、自分にはそんな才能はなさそうだ」
と考えている人であっても、
才能のようなものを後天的に一から作り上げることが可能です。
それを可能とするのは、第二の天性と呼ばれる習慣の力です。
習慣を続けると、段々才能に匹敵するような力を発揮することになるでしょう。
しかし、習慣にも弱点があります。
それは習慣は飽くまでも行動の集積であることから、人力によることから、どうしても時間がとられることです。
習慣を一から作り上げるためにはどうしても時間が必要になります。
時間的な制約などが大きい習慣は続けられなかったり、そもそも習慣化することが難しいため、そのようなコストを削減する必要があります。
その上で、
そもそもすべてシステム化、自動化してしまうことによって時間を捻出することも重要になってくるでしょう。
こうして、
時間をかけて一から「才能」を創り出し、それによって自己実現を目指すことも可能になります。
このような形で、
お金を創る→時間を創る→才能を創る→自己実現
というサイクルを何度も何度も何度も回し続けるのです。
そして、一番最初の
「お金を創る」
の部分については、
あなたが大富豪の息子や娘として生まれていないのであれば、自分で創り出す必要があり、これは稼ぐことや資産形成の勉強をすることが必要になります。
資産形成における変数は、究極的には、
収入
支出
運用利回り
の3つしかないため、
これらを少しずつ改善していくことが重要になります。
以上のようなプロセスを経て、
お金を創る→時間を創る→才能を創る→自己実現
が成立するようになると加速度的に人生が動き出すことになります。
いわゆる、
変化の激しい人
や
どんどんチャンスを掴んでどんどん先へ進んでいく人
はこのようなサイクルを回し続けています。
「同期だった、同年代だったあの人といつのまにかこんなにも差がついてしまった」
ということも起こり得るのです。
あなたも含めて多くの人は、
「どうせ生まれたからには、楽しく生きていきたい」
とか
「人生を楽しみたい」
と考えていることでしょう。
繰り返しますが、
そのためには、
①そもそも、向かいたい世界があるか、いつか到達したい目標が存在するのか
ということを一度きりにとどまらず、継続的に考えていく必要があり、
これを考えるためにも、時間が必要になります。
その上で、②の資源を獲得することによって、
お金を創る→時間を創る→才能を創る→自己実現
を成立させ、
ひいては、
お金を創る→時間を創る→才能を創る→飽くなき自己実現
を続ける楽しい人生を起こすことが可能になります。
このようなロードマップを意識してみるのもいかがでしょうか?
私は、普段はコンサルによって、このような望みを持っている人のお手伝いをしております。